ブドウ膜に起こる眼の病気

ぶどう膜とは、虹彩・毛様体・脈絡膜をさし、いづれも色素を持った細胞にて構成されているという特徴があります。

 

代表的疾患は以下です。

  • vogtー小柳ー原田病
  • ベーチェット病
  • サルコイドーシス

 

vogtー小柳ー原田病

vogtー小柳ー原田病とはインパクトのある名前のついた疾患です。
発見した人の名前を残した命名なのでしょうか。

 

この病気では、メラノサイトと呼ばれる細胞に対する自己の攻撃がおこります。
メラノサイトは、メラニンと呼ばれる黒色の色素を分泌する役割を持ちます。

 

メラノサイトが存在する場所として、この疾患の標的になる構造物は
眼のぶどう膜、内耳、髄膜、毛髪、皮膚です。

 

この内ぶどう膜は一番観察が容易であり症状も出やすい場所であるため、
vogtー小柳ー原田病は主に眼の病気に分類されています。

 

症状としては霧視から始まる視力障害です。
眼底が炎症を反映して特徴的な外見となります。(夕焼け状)

 

他の臓器では、難聴、皮膚毛髪の白色化、髄膜炎などがあります。
自己免疫によっておこる疾患なので、治療にはステロイドを用います。

 

サルコイドーシス

サルコイドーシスは全身の病気です。慢性的に体の至る所に肉芽腫という構造ができてしまう疾患です。
原因は分かっておらず、眼科的にも重要な疾患となります。

 

眼の症状は、「霧視」「角膜の豚脂様沈着物」が代表的です。
「霧視」とは、字のごとく物がクリアに見えない、霧がかかったように見える状態をいいます。

 

「角膜の豚脂様沈着物」は客観的な評価で特徴的な所見です。
角膜後面に脂が浮いたような模様(沈着物)が見えます。

 

進行はゆっくりであることが多く、ステロイドを用いて管理しますが、
まれに失明に至る場合もあるため注意が必要です。

 

ベーチェット病

膠原病の1つです。特徴的な皮膚症状とともに、眼に症状がでます。

 

眼の症状としては、前房蓄膿といって角膜と水晶体の間に膿がたまります。
皮膚症状は、外陰部の潰瘍や口腔内潰瘍が代表的です。

 

他の膠原病と同様、ステロイドや免疫抑制剤にて治療します。

 

目の部位別/目の病気特集 へ戻る

※当サイトはリンクフリーです。

また当記事が参考になりましたら共有お願いします。
↓↓↓↓

 


疲れ目対策の基本!おすすめ目サプリ


白内障・緑内障・加齢黄斑編成に予防効果があるといわれているルテイン12mgとゼアキサンチン2.4mgを配合。ルテインとゼアキサンチンが配合されている国内サプリは希少です。さらにブルーベリーエキス170mgと高配合。初回907円から。

公式サイトへ


「ピント調整力が4週間で改善」のCMで有名なFANCLえんきん。ルテイン10mg、DHA50mg、アスタキサンチン4mg、アントシアニン2.3mg含有。初回1000円で2週間お試し×2袋購入することができます。

公式サイトへ


13種類以上の成分が詰まったみやびビルベリー。抗酸化力の強い5種類のベリー系からポリフェノールを抽出。9種類以上のビタミン。一粒でさまざまな天然成分の栄養素がとることができます。単品1687円。

公式サイトへ