結膜下出血とは

結膜下出血はその名の通り、結膜にある血管が破れて出血してしまう状態の事を言います。主に目の白い部分が真っ赤に染まってしまうので、一目見ればわかる症状です。では結膜下出血はなぜ起こるのでしょうか?様々な原因と症状、そして治療法をお教えします。

 

結膜下出血は結膜下の血管が破たんして出血したもので、血管の走行とは無関係に結膜全体に広がって鮮赤色を呈します。血管の走行がみえるような赤色を呈するものは出血ではなく充血ということになります。

 

結膜下出血の原因は様々で、眼の打撲などの外傷、急性出血性結膜炎、インフルエンザなどの熱性感染症、糖尿病や高血圧や貧血など全身性疾患などがあります。くしゃみや咳、飲酒や水中メガネの絞めつけなどが原因となることもあります。

 

出血は1〜2週間程度で徐々に自然吸収されることが多いため、基本的には経過観察として様子を見ます。症状が強い場合は月単位の経過をたどる場合もありますが、自然な吸収を待つという点は同じです。

結膜下出血の症状と治療法

結膜下出血の場合、痛みやかゆみなどは生じない場合も多く、眼脂(目やに)なども出ることはありません。

 

視力が低下したり視野が狭くなったりすることもありませんが、もしそういう症状も出ている場合は急性出血性結膜炎や流行性角結膜炎など他の原疾患から起こる結膜下出血ということが考えられますので、眼科を受診して治療する必要があります。

 

また、発熱を伴う結膜下出血の場合は、熱性疾患(インフルエンザ、マシン、マラリア、猩紅熱、ジフテリア、発疹チフスなど)に付随して生じているケースが考えられますので、内科で診療を受けるようにします。

 

結膜下出血を繰り返す場合は全身疾患による影響が考えられます。高血圧、動脈硬化、糖尿病、貧血や白血病や紫斑病などの出血を引き起こす疾患などがその代表例です。その場合は、原疾患の治療を優先して行うようにしてください。

 

一方、出血ではなく充血の場合では結膜充血と毛様充血という2種類があり、白目のより周囲部に血管が浮き出るものが結膜充血、角膜(黒目)の縁から放射状に充血をきたしているものを毛様充血といいます。

 

結膜充血は結膜炎や表層角膜炎などで生じますが、毛様充血では角膜実質炎、虹彩毛様体炎、強膜炎、そして閉塞隅角緑内障などで生じます。この毛様充血は緑内障の存在が隠れている可能性があるので要注意のタイプということになります。

 

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