飛蚊症

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飛蚊症とは

視界に糸くずのようなもの、淡いぶつぶつのようなもの、黒い影のようなものが浮かんでいるように見える状態を飛蚊症と言います。ハッキリ黒くていつも同じ位置が黒くてその部分は何も見えないという場合は飛蚊症ではなく暗点ということになります。

 

この飛蚊症の症状は硝子体の中の出血や混濁した部分が網膜に像として映っているためで、近視の人や高齢者ほど見られやすいものだとされており、生理的飛蚊症と呼んでいます。この生理的な飛蚊症である場合はとくに心配は要りません。

注意が必要な飛蚊症

一方、網膜剥離の前段階や糖尿病網膜症やぶどう膜炎でも飛蚊症がその症状の一つとして現れることがあり、この場合は病的飛蚊症と呼んでいて注意が必要です。

 

視界に見える蚊のようなものの特徴は、人によって見え方も違い、ハッキリとした蚊というよりも淡い糸くずであったり、水玉のようなものであったり、黒いススの様なモノだったりと様々です。

 

色も黒っぽいものから透明に近いものまでいろいろで、数も1つから数個、数十個にも及ぶこともあります。眼を動かすと少し遅れて蚊のようなものもその方向に動いて見えます。

 

原因によっても見え方の違いがあります。生まれつき、生理的なものの場合は、色は比較的薄く白〜透明に近い淡い色でカエルの卵や数珠のように連なったものや円形の泡のようなものがみえます。

 

一方、病的飛蚊症の場合は後部硝子体剥離が生じており、この場合は、比較的大きく黒さも濃い糸くずや雲、蚊、ハエのようにハッキリと見えます。こういったものが急に見えるようになった場合は後部硝子体剥離が生じている恐れがあります。

 

また、暗点である場合は、その種類によって疑われる疾患も異なります。視野の中心が黒くて見えないものは中心暗点とよび、中心性漿液性網膜脈絡膜症、黄斑変性、網膜中心動脈閉塞症などで生じます。

 

中心の近くに暗点が出る傍中心暗点の場合は解放隅角緑内障などが考えられます。他にも球後視神経炎や緑内障、うっ血乳頭などで生じる暗点もあります。

 

このように視野に飛蚊症を疑うような症状や暗点が生じた場合には速やかに眼科を受診しましょう。

 

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