白内障の治療(経過観察)
加齢など、様々な要因で引き起こされる白内障についてですが、それを治療していくにあたって、経過観察、薬物療法、手術と白内障の程度によって対処の方法は変わっていきます。
白内障になったからといってすぐに手術するという訳ではありません。
診断を受けてからすぐに手術するというケースは非常に稀です。
経過観察
程度が軽い場合は定期的な眼科による経過観察をして、
進行状態をチェックするだけという事になります。
白内障の治療の目的は、白内障によって引き起こされる日常生活の不便さを改善する事にあり、
患者自身で今後どのようにしていきたいか選ぶ事も可能となっています。
早期発見・経過観察の重要性
ただの経過観察かと思われるかもしれませんが、この経過観察は重要です。
白内障の中には急激に症状が進行するタイプのものもあり、
対応が遅れると治療が困難になってしまうこともあります。
白内障はなるべく早期に発見して、
経過観察そして状況に合わせて治療という流れがとても大事なのです。
もし現在、目が見えづらくなったなどの自覚症状があって、日常生活で不便さを感じている方がいらっしゃったら、ただの老眼ではない可能性がありますので、眼科を受ける事をお勧めします。
また白内障と診断された場合、
今後の治療方針をどうするかを眼科の医師と相談して決めていきましょう。