プロスタグラジン関連薬
緑内障は何らかの原因で房水の排出がうまくいかなくなり、
その結果眼圧が上がることで発症します。
緑内障の点眼薬は、この眼圧を下げる事を目的にしているのですが、その眼圧を下げる方法として「房水が作られるのを抑える」方法と「房水の排出を促進する」方法の２つに分ける事が出来ます。
プロスタグラジン関連薬は「房水の排出を促進させる」タイプの薬になり、
眼圧を下げる効果が高く、現在最も普及しています。
主な点眼薬にラタノプロストやウノプロストンがあります。
プロスタグラジン関連薬の作用
プロスタグラジン関連薬はプロスタグラジン受容体に作用して
ぶどう膜強膜からの房水流出を促進させて眼圧を下げます。
房水の排出経路の約９割は繊維柱帯からシュレム管を通って房水が排出されていくのですが、
それとは別に毛様体の隙間から強膜へ排出される経路があります。
この薬の効果として房水を強膜へ排出されるのを促す効果があります。
プロスタグラジン関連薬の副作用
副作用があるのですが、全身に影響する事はほとんどありません。
局所的な副作用として目や目の周りの副作用が起きる事があります。
例を挙げると点眼したほうの目の虹彩に色素沈着が見られたり・まつ毛が増える・まぶたが黒ずむ・上まぶたがへこんでくるなど症状があります。
重篤であるものが少ないというのがこの薬の特徴です。
プロスタグラジン関連薬
ラタノプロスト（キサラタン）・トラボプロスト（トラバタンズ）
タフルプロスト（タプロス）・ビマトプロスト（ルミガン）・ウノプロストン（レスキュラ）
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