BUT短縮型ドライアイ〜ドライアイの原因と種類〜

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BUT短縮型ドライアイ

ドライアイはその原因によって3つの種類に分けられます。涙が不足する「涙液減少型」、涙が過剰に蒸発してしまう「蒸発亢進型」、目の表面の涙の保持能力が落ちる「BUT短縮型」です。

 

BUT短縮型ドライアイ

BUTとは涙の膜が壊されるまでの時間(Breakup Time)のことでBUT短縮型ドライアイとは涙液の分泌量や蒸発量は通常程度なのに涙の膜が壊されるまでの時間が短いために目が乾いていないのにドライアイの不快感を感じるタイプのドライアイです。

 

ドライアイの簡便的な検査の一つに「まばたきをせずに10秒間目を開いていられるか」というものがありますが、BUT短縮型ドライアイの患者は涙の膜がすぐに破壊されてしまうため、まばたきなしに目を開いておくことが困難になります。

 

このタイプのドライアイ患者は涙の要素のうちムチン層が不足しているといわれています。ムチンは涙を目の表面に保持するために必要な成分でムチンが少ないと目の表面から涙をはじいてしまうことになります。

 

BUT短縮型ドライアイにはPC作業が多い方やコンタクトレンズ装着者に多いといわれています。

 

治療にはムチン入りの点眼薬が効果的ですので、病院で診察を受けて処方を受ける必要があります。

 

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